ふるさと味めぐり

郷土編
唯一無二の文化が育まれた街
沖縄県 沖縄市

沖縄県沖縄市は、琉球王国の時代から続く歴史と、戦後に育まれた独自の文化が重なり合う街です。旧コザ地区として知られるこの地は、米軍基地の存在とともに発展し、アメリカと沖縄の文化が溶け合う稀有な景観を生み出してきました。その象徴がコザの音楽文化で、1960〜70年代に花開いた沖縄ロックの系譜は現在も若い世代へと受け継がれています。また、米国文化の影響を受けて根付いたゴスペルも盛んで、この街の信仰と音楽が結びついた風土を物語っています。タコライスをはじめとするチャンプルーな食文化や、多国籍な商店が連なる通りの風景は、ほかの地域では味わえない独自性を放っています。近年は旧市街地の再整備や芸術・文化施設の充実が進み、多様性を強みとした新たなまちづくりが動き出しています。多様な背景を持つ人々が共存してきた歴史が、沖縄市の豊かな個性を形成しています。

Point
ポイント

沖縄の夏の風物詩
「沖縄全島エイサーまつり」
毎年旧盆明けの時期に開催される沖縄市最大の伝統芸能イベントです。勇壮な太鼓の音とともに若者たちが躍動するエイサーは、祖先の霊を送り出す沖縄の伝統行事に由来しています。市内各地での「道じゅねー(行列演舞)」から始まり、メイン会場でのフィナーレへと盛り上がりは最高潮に達します。全国各地から多くの観客が訪れ、街全体が熱気に包まれます。
沖縄全島エイサーまつり
県内最大級の動物園・テーマパーク
「沖縄こどもの国」
世界中で琉球弧にしかいない動物に出会うことができ、約70種・200点以上の動物が暮らしています。動物との触れ合い体験や自然学習のプログラムも充実しており、子どもから大人まで楽しめる施設として県内外から多くの家族連れが訪れます。
沖縄こどもの国
50年以上の歴史ある屋外型植物園
「東南植物楽園」
国内最大級の東南アジア系植物約1,300種を集めた植物園です。熱帯・亜熱帯の植物が生い茂る園内は非日常的な雰囲気に満ちており、天空に向かって一斉に伸びるヤシ並木は日本でここだけしか見られないスピリチュアルスポットです。
東南植物楽園
コザの表玄関ともいえる
「コザゲート通り」
米軍基地のゲート前に広がる、戦後の雰囲気を色濃く残す商店街です。多国籍な飲食店や個性的な雑貨店が軒を連ね、アメリカと沖縄の文化が交差するコザならではの独特な街並みを歩きながら体感することができます。
コザゲート通り
泡瀬地域の中心的な拝所
「泡瀬ビジュル(泡瀬神社)」
海上から持ち帰った陰陽一対の霊験あらたかな霊石を祀ってあり、初詣や旧暦9月9日(菊酒の日)にはビジュル詣での例祭があります。泡瀬ビジュルの「社殿・一の鳥居・二の鳥居・手水鉢」が沖縄市の有形文化財の指定を受けています。
泡瀬ビジュル(泡瀬神社)